2019.01.17 お知らせ

野菜スムージーでグランプリ!

昨年末、喜ね舎愛菜館でアルバイトとして働いている渋谷さんが「福井発!ビジネスプランコンテスト2018にてグランプリに選ばれました!


今回はその渋谷さんにお話を聞いてみました。


福井大学の学生である渋谷さんが愛菜館で働き始めたのは昨年の4月です。働き始めた頃は野菜について聞かれても、知識が少ないため上手に答えることができなかったそうです。そこで野菜についての勉強を始め、昨年7月には野菜ソムリエの資格を取得しました。


野菜について勉強していくうち、渋谷さんは現代人の野菜不足や農業の問題にも関心をもち、それらを解決するための方法を考えるようになります。


そして生まれたアイデアが「My Farm Bottle~野菜ソムリエが作る福井野菜の栄養スムージー~」でした!



これは、福井産の野菜を使ってスムージーを作り、マイボトル(何度も使える容器)に入れて販売しようというビジネスプランです。


健康のために摂取する野菜の目標値は、1350gだそうです。けれど摂取の平均値は288gほど(厚生省国民健康・栄養調査2017より)。外食が多い方などは、もっと少ない可能性があります。


野菜を手軽にたくさん摂れるものを、ということでスムージーを考えたそうです。野菜ジュースの一種ですので子どもから高齢の方まで誰でも飲みやすいですね♪



このプランの凄いところは、スムージーを「お客さんに合わせて」作るところと、ビジネスとして成立するよう考えられているところです。


お客さんに合わせて作るというのは、高血圧や疲労などのお悩みを聞きその症状の改善を考えて使う野菜を組み合わせるということです。また、スパイスや温度などもお客さんに合わせたものを考えるそうですよ


渋谷さんは愛菜館でのアルバイト経験から、農家の担い手不足や廃棄になる野菜についても問題意識をもっていました。そこで農家の方と協力することで店では販売しづらい野菜を利用することや、契約栽培をするという案も考えています。これによって農家の方にも利益を出しながら商品の原価を抑えることができます。


野菜ソムリエの資格を活かせる職業は現在少ないので、全国に展開すれば野菜ソムリエの方の活躍の場が増えるという効果もあります。



JA職員や大学の先生にもアドバイスをいただきながら練り上げたビジネスプランですので、ぜひ実現してほしいと思います。


今後の展開を聞いたところ「今は学生であり就職活動もしているので、まずは試験的にイベントで試飲していただくことなどを考えています」と話していました。


レジや売り場で渋谷さんを見かけましたら、話しかけてみてください。